科学立国の危機―失速する日本の研究力
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科学立国の危機―失速する日本の研究力 の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、科学立国の危機―失速する日本の研究力の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
書名 : 科学立国の危機―失速する日本の研究力
作者 : 豊田 長康
カテゴリー : 本
ファイル名 : 科学立国の危機-失速する日本の研究力.pdf
以下は 科学立国の危機―失速する日本の研究力 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
国の財政が乏しい中で，国立大学法人に期待も大きくまた厳しい目が向けられることは理解できますが，政策立案は本書に示されているようなしっかりしたエビデンスに基づいて行って欲しいと思います．特に重要と思ったのは以下の4点です．1) 質が高い論文を増やすには，フルタイム相当研究者数が重要．2) 日本のフルタイム相当研究者数当たりの論文生産性は諸外国と同等で決して低くない．3) 人を削っても教育運営にかかる仕事量は減らないので，研究時間は人の減少以上に減る．たとえば研究に使う時間が50%あるいは30%なら，人を10%減らせば，研究時間は20%または30%減り，論文生産もそれに比例して減る．4）人件費が減少する中で，若手教員比率を増加させることが自己目的化すれば，若手の年齢からはずれたら解雇する制度にせざるを得ない（京大の白眉は実際そう）．
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